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長男の失踪。

あまり使いたくない言葉だけども『忙しい日々』を過ごしておりました~。


家事と、お仕事。
お仕事と、家事。

ふい~~~。

がんばれ~~。あと少し~~。


長男の失踪。_a0100654_22271924.gif


そんな週末の土曜日に事件は起きました。

オットが一日仕事へ出るというので、私は11時頃から出かけて、1人で買い物を
してました。

オットには、出かける時に、チロルにオヤツをあげるよう伝えて・・・・


3時頃に「これから帰るからね~」と電話すると、オットは1時くらいから仕事に
行ったみたい。

さ、帰ってチロルのお散歩に出よう。



帰宅すると、チロルは出てこない。

寝てる?


自分の部屋・・・ソファの下・・・居ない。

「チロ~?チロ~~??」


居るわけもない風呂場や、押入れを開けてみる・・・

「オヤツだよ~??ヨーグルトだよ~!!!」


家の中はもぬけのカラでした。


オットにすぐ電話。

「チロル、連れて行った?」
「いや?どうしたの??」

説明して、家の中を隅々見たけど居ない、と伝えると、「すぐ帰る」と。




どうする?2時間も??


外にいるの?


どこに行ったの?


この暑さの中で・・・・・


冷静に、とは思いつつも、チロルのリード、オヤツ、プープー鳴るおもちゃを持って
頭の中はぐるぐると色んな事を考えていました。

写真・・・チロルの写真がいる?

一軒一軒、聞いて歩く?

「犬探してます」の張り紙・・・・・



チロルにいつ会えるの?今日会える?会えない??




玄関を飛び出して、道へ出る。

オットを待たなきゃ・・・


まだどこかで、車にチロルが乗っていて、オットのイタズラじゃないかって
思ってました。

坂の上からオットの車。


オット、左右の道ばたを注意深く見ながら、ゆっくり近づいてきます。


・・・・・チロル、乗ってないんだ・・・


オットと会って、家の中を探して・・・

どこから出たの?オットがオヤツをあげたら、ソファの下へもぐったそうなの。
オットはこの暑さなので、窓は開けて、網戸をしめて、出かけました。


網戸をくぐったの??


でも、今はチロルを探すのが先。



オットと二人で、庭へ出て、裏山や、沢の方へ行きながら、おもちゃをプープー
鳴らしながら・・・「ちろ~!!チロル~!!」と。


・・・どうしよう~・・・

道に出て、道端の草をバサバサっとやっていると・・・


坂の下から年配のおばあちゃんとおじいちゃんが遠くから・・・


「あんたたち~!犬探してるのかい~~??」って。



「はい~!そうです!!」って言った瞬間、じわんと涙がにじんできました。


走り出していて、オットが「あさこ!走っちゃダメ~!」と。


うんうん、わかってる、わかってるけど・・・


また走り出す。


「あさこ!大丈夫だから!走っちゃダメだって~!!」


わかってるよ、でも、チロルなの?



おばあちゃんと、おじいちゃんと合流して、「白と茶色のちっちゃい犬かい?」って
言われて、「はい!はい!そうです!!」


「車にひかれそうになっていたんだよ~、1時間くらい、フラフラしていてね・・・」

血の気がひきそうになりながら、おばあちゃんの家へ向かいます。


おばあちゃんが家へ入って、「おとうさん!見つかったよ~!!」と。

「ちびちゃん、お母さんが迎えに来たよ~!」


「・・・チロ~!!」と声を出すと・・・


家の中からお尻をぷりぷりさせながら、チロルが出てきました。



もうもう、ただただ、抱っこです・・・・


「よかった、よかった・・・」それしか言葉が出なくて、オットが一生懸命に
お礼を言ってくれていました。

ご近所の方や、おじいちゃん、おばあちゃんのご好意で、本当に大切に預かって
くれていました。



よく覚えてないのですが、お礼を言って、家へ連れて帰りまして・・・。


私もオットもグッタリしちゃいました。




オットは仕事を放り出してきたので、仕事へ。

私は、お礼のささやかなお菓子を買いにチロルと出かけました。



夕方、お礼をもって、改めておじいちゃんとおばあちゃんを訪ねました。


家の前でウロウロとしていたチロル、おばあちゃんのくれたパンに喜んで、
家まで来たそうです。

家の中で嬉しそうに走り回っていて、お水をよく飲んで・・・


この炎天下の中、おじいちゃんは家の前で、探しに来る私達の為に立って
いてくれたようなのです。


「外に出しておいた方がいいかな」と言うおばあちゃんに、
「絶対にダメだ!」とおじいちゃんが言ってくれたそうです。

車に引かれたり、誰かに持っていかれたら、飼い主さんが悲しむからとの
本当に心優しい気遣いからでした。

「大きな看板をね、立てて待ってようと思ったんだよ」と。


あたたかさに、またジンワリと涙が出そうになりました。



チロルは本当に穏やかな顔をして帰ってきたので、どれだけ可愛がってもらって
いたか、一目でわかりました。


おばあちゃん、おじいちゃんも昔、犬を飼っていたそうで・・・。



もうね・・・感謝の言葉もないくらいです・・・。




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今、こうして手の中で寝ているチロルを見ながら・・・

アタリマエってどれだけシアワセで、大切なんだろうか、と考えています。

アタリマエって、決して日常ではない。


一生懸命、つくっていかないと、一生懸命、楽しんで生きないと・・・・

アタリマエにはならないのではないだろうか。



チロルにはちょっとした変化が。

すごい抜け毛。


ストレスが極度にたまったとき、すごい抜け毛になるんです。



ひとりぼっちで道を歩いていたとき・・・

さびしかった?家に戻ってきていた?暑かった?



真夏なので、暑いだろうと思っていてしていなかった迷子札つきの首輪・・・


カチリとつけてあげました。



一生懸命、楽しくシアワセに、できるだけ長く一緒に生きていこうね。
by haruiro331 | 2009-08-09 23:04 | 日々のできごと*